ミスチルの【終わりなき旅】をもっと楽しむために
言わずと知れた「Mr.Children」の名曲【終わりなき旅】
1998年に発売されて以降、ミスチルの代表曲の一つとなった曲です。
この曲に勇気づけられたり、元気を貰ったり、色んな人がこの曲に救われたことでしょう。何を隠そう、自分もその一人だです(笑)
この曲が売れ、みんなの共感を得るのは何故でしょうか?
それはコード進行にあると私は思っています。
この曲はなんと9回も転調しています。
1回目
イントロ
~転調~
「息を切らしてさ」
2回目:
「また答え探してしまう」
~転調~
「閉ざされたドアの向こうに」
3回目
「もっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅」
~転調~
「誰と話しても」
4回目
「すべて洗い流してくれる」
~転調~
「難しく考え出すと」
5回目
「まだ限界だなんて認めちゃいないさ」
~転調~
「時代は混乱し続け」
6回目
間奏
~転調~
「息を切らしてさ」
7回目
「ただ未来へと夢を乗せて」
~転調~
「閉ざされたドアの向こうに」
8回目
「もっと素晴らしいはずの自分を探して」
~転調~
「胸に抱え込んだ迷いが」
9回目
大サビの「終わりなき旅 終わりなき旅」
これだけの数の転調を繰り返す曲は中々ないと思います。
最初はギターだけのリフで始まり、途中様々なコード展開をして、最後にまた同じギターリフでフェードアウトしていく。この何度も転調を繰り返しながら、ループしていくことこそ【終わりなき旅】を示しているのではないかと思います。
この転調の音楽の技術の上に、共感を生む歌詞が乗れば、「そりゃ売れるわな〜!」って歌になりますよね。
この歌はライブの最後で演奏される機会が多いように思うのですが、それはやはり本人達にとっても思い入れの多い曲になっているからでしょう。
一度この転調も意識して、歌を聞いてみると、また一段と【終わりなき旅】が深みを増すと思います。ぜひ試してみて下さい!